瞬殺のクロム超合金 K-1ファイター松本涼雅のポスターを制作
松本選手から写真を借受けて応援用ポスターを作りました。ご覧のように彼のトランクスを鉄屋のロゴマークが飾ります。まあ、鉄屋のズシっと重い期待を背負っても松本涼雅のフットワークは軽やか。蝶のように舞い、蜂のように刺す・・・は誰の名言だっけ。
ところで写真だけでは寂しかったので、↓映画のポスター風のキャッチやら、ちょっとヘンなキャッチも入れたり。「ご指定あれば差し替えますよ」的なノリだったけど結果先方から「オモロイからこれでええよ」とお返事。ならばと、さらに「超」をサービスで追加。
「瞬殺のクロム超合金!」 当社のメイン加工材料ステンレスは鉄にクロム(等)を混ぜた合金。代表的な特性は「錆びにくい」です。合金だけど超合金じゃありません。超合金(Super alloy)は「合金を超えた合金」という言葉で、超合金ロボ用の造語ではないんです。そうそう、おもちゃの世界では「超合金」(バンダイ)は登録商標になっているそうです。でもさぁ、おもちゃは亜鉛鋳物でしょ。合金じゃないっしょ。
超合金の設定はおもちゃの作りではなくストーリーのほうです。超合金マジンガーZなどは衛星軌道から地表に落下しても壊れない超合金ニューZα(JIS規格にはないです)で装甲されているそうです!例え装甲が大丈夫でも落下の衝撃は吸収できないので、中身はグチャグチャやろなぁ・・・などと夢のない。
ステンレスの融点は千数百度、実際にある耐熱「超」合金は4千度くらいまで溶けないらしいです。超合金ロボが太陽表面を飛び回れば耐熱は6千度~7千度。ウチのTIG溶接機で超合金装甲の補修はできるか? もっとも外殻が溶けんでも熱が伝導しない訳じゃない。装甲の内側は灼熱のドロドロ?蒸発?・・・これまた夢のない。
「超」がつくと性能は凄いのですが、実は「超」の付かないステンレス合金は、加工や用途など使い勝手のバランスがめちゃ良い材料なのです。だからウチは月千件もの加工仕事を戴ける。
だがK-1ファイター松本涼雅は扱いやすい良い子ちゃん合金のステンレスとは違う。対戦相手からはメッチャ扱いにくい高性能「超」を冠した合金ファイターなのだ。しかもクロム!ええいモリブデンにニッケルも配合だっ。そして近い将来、格闘技界の誰もが目標とするK-1世界王者として君臨する男にきっとなるんだ!!!